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POSIX_FALLOCATE(3) Linux Programmer's Manual POSIX_FALLOCATE(3)

名前

posix_fallocate - ファイルのスペースを確保する

書式

#define _XOPEN_SOURCE 600
#include <fcntl.h>

int posix_fallocate(int fd, off_t offset, off_t len);

説明

関数 posix_fallocate() は、ディスクリプタ fd で参照されるファイルに対して、ディスクスペースを確実に確保する。 ディスクスペースは offset から始まる len バイトの範囲のバイトである。 posix_fallocate() の呼び出しが成功した後、指定された範囲のバイトに対する書き込みは、 ディスクスペースの不足で失敗しないことが保証される。

ファイルのサイズが offset+len より小さい場合、ファイルはこのサイズになるように拡大される。 それ以外の場合、ファイルサイズは変わらない。

返り値

posix_fallocate() は成功した場合、0 を返す。 失敗した場合、エラー番号を返す。 errno が設定されない点に注意すること。

エラー

fd が有効なディスクリプタでない。 または書き込み用にオープンされていない。
offset+len が最大ファイルサイズを超えている。
offset または len が 0 より小さい。
fd が通常のファイルとして参照されていない。
fd で参照されるファイルが存在するデバイスに、十分なスペースが残っていない。
fd がファイルディスクリプタのパイプを参照している。

バージョン

posix_fallocate() は glibc 2.1.94 以降で利用可能である。

準拠

POSIX.1-2001.

関連項目

fallocate(2), lseek(2), posix_fadvise(2), feature_test_macros(7)

2008-03-03 GNU